ハリーポッターとわたしが立ち直るための四つのステップ
ハリーポッターは一切出てきません。
おはようございます。今日も元気にヒキニート、ぽょちです。
そんなわたしにも、ハローワークに通った(1度きり)時期がありました。
ハリーポッターが好きでこの記事を開いた方、ハロワ、いったことありますか?
なんとなく、あまりいい印象を持っていなかったり、ハロワにはお世話になりたくね~なといった考えの方も多いと思います。いざ行ってみると、そのへんにいる普通の人間ばかりで安心しますよ。見てくれは。
最近のハロワは、失業保険を受ける方で溢れかえっているらしいです。なので、保険受給の資格なしで求人を探しに訪れると、職員さんに少し拍子抜けしたような顔で見られます。わたしの自意識の問題でしょうけど。。。
その日はたまたま就労相談員の方が来所していたため、働いたことも資格も目標もないぽょちは「このおじさんにわたしのすべてをきめてもらっちゃお~~」という気持ちで相談予約を取りました。
(予約時間まで開きがあったので、生まれて初めて一人カフェで時間をつぶしました。)
いざ予約時間を迎えると、急にこんなカス人生を無責任に送っていることを説教されるのではという恐怖心が湧いてきました。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。。。己の膝に笑われながら、なんとか相談室に向かいます。相談員の方は、定年退職後に余生を満喫していそうな、優しいおじいちゃんでした。。。。どうして。。。。
ニートはつらい記憶を次の日には忘れてしまうので、内容は深く覚えていません。
しかし、二つだけ、今もよく覚えていることがあります。
1つはタイトルにもなっている、トランジションカーブです。
transitionは移り変わり。心情の変化を示す曲線を指します。
人は辛いことから立ち直るため、4つのフェーズを経験するそうです。
ここに簡単に書き記しておきます。
①Denial 拒絶 僕が悪いです な~んもしたくない
②Resistance 抵抗 悪いのは世界じゃないか
③Exploration 探求 なにか探そう やってみたい
④Commitment やる気 自分の目標に向けてこれをしよう
①を±0の心情だとすると、②はー80くらいだそうです。
なにもうまくいかない、どうしていいかもわからない、葛藤の時期です。
しかし、③になるとすこし変化が現れます。このままじゃいけないなと。でもここが一番大変です。この段階ではまだ頭の中で考えるだけで、行動にうつせないのです。
ここを乗り越え④の段階につくと、明確な未来のビジョンが見え、それにむかって努力する行動ができるようになります。
へ~~~~~~~~~~~~~ わたしは3年くらい②ですね。
相談員の方には「ここにこれたということはぽょさんは③の段階に入りつつあるということですね」といわれましたが②です。たまになにかしなくてはいけないという焦燥感で突発的に動いてしまう②です。希望は見えませんね。。。
自分がどこにいるかわかっても、どうしたいかは未だ見えません。
そんなわたしに光あれ。。。。ルーモス
と示されたのが2つ目です。
自分になにができるのか分からない。なにがしたいのかも分からないと言った私に向かって、相談員の方はこう言い放ちます。
「就活の90パーセントは運です。みんながこうありたいというビジョンをもつわけでも、やりたいことができるわけでもありません。タイミングだって大切ですし、なにかちょっとした交流が仕事につながる可能性だってあると思います。ぽょさんも一歩踏み出して、90パーセントをつかみ取れるよう祈っています。」
え~~~~~~~~~~~~~???????????? 人生、運ゲーじゃん。
何の解決にもならない、結局自分で考えて行動して、その先でしか結果は得られないじゃん。チュートリアルがほしいのに、レベル上げしたいのに、いきなりボスに挑み続けてたまたま入る会心の一撃でワンパン狙えってことじゃん。
と、いうわけでぽょちはまた考えるのをやめて、ありったけの五月雨をかきあつめた最上川の底で、90パーセントがわたしに微笑むのを待っているのでした。
おわり